拡張現実

VR,Virtual Reality,バーチャルリアリティ,仮想現実
 という言葉を知っている方は多いと思います。
 ゲームなんかでありますが、コンピュータによって作られた世界を体験することができます。
 この技術をVRと呼びます。


 それに対してARという技術があります。
・AR,Augmented Reality,オーグメンテッドリアリティ,拡張現実
 VRと対比して呼び方を並べてみました。
 このARはVRとは逆に「現実の世界に」情報を加えるというものです。


 百聞は一見にしかずなので、ニコニコ動画の例を見てください。
 
 このように現実世界に3次元グラフィックが存在しているように見えます。
 これは「マーカー」と呼ばれる印をカメラに写し、コンピューター上でグラフィックをリアルタイムに描画しています。
 本当に現実世界に飛び出してきたわけではなく、あくまでコンピューター上に現実を映し、対応させているのです。


 10月19日に、この技術を用いた商品「電脳フィギュア ARis」が発売されます。
電脳フィギュア
 これも非常に面白そうですが、パソコンとwebカメラが無いといけません。


 日常生活でディスプレイとカメラがセットになっているものってありますよね。
 そう、携帯電話です。
 その携帯で撮影する印にQRコードというものがあります。
 ほとんどの人が一度は撮影したことがあると思います。
 以下はQRコード上にARを実現したものです。
 
 これはおそらくパソコン上だと思いますが、これが携帯でできたら面白いと思いません?
 町中のQRコードでARが実現できれば、情報量は飛躍的に増えると思います。
 なにしろ3次元で立体的に見れるわけですから、視覚的に分かりやすいです。
 しかしまだまだ実現は難しそうです。


 ARに興味を持った方はぜひ実際に体験してみてください。
 パソコンとwebカメラがあれば、誰でも遊ぶことができます。
 以下のような本も発売しています。

拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック

拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック

 もちろん買わなくても「AR」もしくは「拡張現実」で検索すればいろいろなものが見つかると思います。
 ARの面白さ、便利さを一人でも多くの人に知って欲しいと思って今日の記事を書いてみました。



 それにしても「電脳コイル」って自分は見てないですけど、まさにこの技術を使っているようです。